怪談話とM格闘

2019年12月17日

諭吉でございます。

みなさまいつもありがとうございます。

さて、今日は怪談話とM格闘、というわけで
昨日書いた「学校の怪談〜赤と青〜」についてツラツラと書いてみようと思います。

その昔、テレビで放映された学校の怪談系の話で、
花子さんという怪異は全身包帯でグルグル巻きでした。
例えば、基本的に口裂け女というのはめちゃくちゃ美人に描かれます。
花子さんという怪異が美しいのかどうかはわかりません。
が、これはもはやシュレディンガーの猫で、剥いてみるまでは
確率は同時に存在するわけで我々の立場からすれば可愛いにかける以外ありません。

となれば、取りざたされる怪異のそのほとんどは美女ということになります。(こじつけ)

そして理由はどうあれ、その可愛い女の子が一般市民である我々に命が危ぶまれるほどの危害を加えようとしてくるのです。一方的に、理不尽に。迷いなく。
これってすごくいいシチュエーションだと思いませんか?思いますよね!やっぱりね!!!(激うざ)

普通の世界であれば女の子が首を絞めてくるにはかなり強烈な理由が必要になります。
それが解除されるのが例えば競技の世界、格闘技の世界ってことになるんでしょうけど
となるとこちらも無抵抗でやられるわけにはいかないし、結局男子と女子では現実世界では
あまり対等ってわけにも行きませんよね。かといってメンズが手加減している描写なんて、
諭吉ワールドにおいてはもってのほか。メンズは手を尽くして万策尽きて女の子に絞め落とされる物なのですから。

そんなわけで怪談物に登場する男子というのは目の前に急に突きつけられる
突拍子もない殺意というものに対し、全くの無策でないといけないし、無防備でないといけない。今回の話でも、すごく好評いただいた過去作品、「蛇女捕獲大作戦」においても標的となる彼らは好奇心に首を突っ込み、その首を絞められて殺されるという無防備な獲物感、仕留められ感がすごく強く描き出されていると思います。

気づいた時にはもう目の前に死が迫る。
この絶望感、この被虐感をぜひ子供の視点に立って味わっていただければなと思います。

それが全く得体の知れない美しい女性から与えられる、逃れられない絶望だとしたら。

こんなに素敵なもの、もとい、恐ろしいものはないと私は思います。

ショタリョナってのは実に守備範囲の狭いもので、
普段諭吉作品をご購入いただいている方々の中にも苦手と思われる向きがあるやも知れませんが
これはこれでなかなかに素晴らしいものだと思って書いております。

強者が弱者として扱われるものではなく、
弱者が弱者のまま死ぬ不様な様子をぜひご一読くださればなと思います。

学校の怪談〜赤と青〜

よろしくお願いします。

© 2018 yukichi.com
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう