新企画。
十月の末から十一月の頭まで、人生初のエグイ病気に冒されて死に掛けていた諭吉です。
普段ノーマリーな仕事をしているので、あまり諭吉の活動に向けて時間が割けないというのが深刻な悩みだったのですが、病気に冒されながらもなんとかその時間を得られたことがまあ唯一の救いだったわねと思ってます。
そんなわけで、新企画を発動させました。
題しまして、「slow motion」シリーズ。
どういうものかといいますと、
M格闘小説を一生懸命書けば書くほど、そのシチュエーションや物語性の重要さを痛感するわけです。それがあるとないではクライマックスにおける盛り上がりのようなものが全く違います。
個人的にはあんまりみないんですがアダルトビデオもそうだといいますね。
僕の好きな特撮モノだって、いきなり怪獣とウルトラマンに戦われても、どちらを応援していいのか分らなくなるというものです。
そんなわけで物語性や、状況というのを重視しています。
ですが弊害として文章があまりにも伸びちゃうというのがあります。
出来る限り簡潔に書こうとしても、女に絞められ、嬲られる男の被虐感を煽る意味を持たせる意図を持てばその部分は冗長となってしまいます。
そんな悩みにうなされながら、病床においてぽんと思いついたのがこの「slow motion」シリーズなのです。
文字数はそれほど長くなく、ただ濃密に技の描写を描く。
一つの技、一つのシチュエーションを。
そしてもう一つこの新企画の目玉として、同じ状況を「male eyes」「female eyes」、つまり、男性目線と女性目線の両側から描こうという試みがあります。
実際に攻め立てられ、追い詰められていく男の絶望的な目線で臨場感を味わうもよし、
女性の目線で蔑まれ、いいように甚振られながら無様な自分をとことん味わうもよし。
少し上級者向けかもしれませんが色んな楽しみ方ができるコンテンツになるなと思っています。
値段も一つ1000円と抑えることが出来ました。
100円シリーズを楽しみにしてくださっている皆様方にも敷居を低くして新たなるM格闘ワールドへ足を踏み入れていただけるサービスが作れたのではないかと自負しております。
このシリーズでは「一つの技」と「一つのシチュエーション」がセットになって一つの話を作ります。
要するに「首4の字固め」を「リングで」と、「首4の字固め」を「教室で」では全く違う状況が展開するわけです。
あなたの好きな技を好きな場所で、というとあまりにもオーダーメイド感がありますが
実際それに匹敵する程度には自由に話を作れるフォーマットになりました。
もしよければあなたの願望教えてください。
諭吉がそれを文章の中で、形にします。
では、よければご一読ください。すぐに女性目線のパートを書き上げます。
slow motion ~arm bar~ male eyes
よろしくお願いいたします。