絞められたい体。

2019年09月29日

諭吉でございます。

今やSNSなどでいろんな発信を目にすることができますね。

いわゆるSMを生業とする女性の発信も直接見ることができます。

で、まあ私の場合主な生息地はツイッターになるわけで、
あそこに溢れる様々な情報を作品にも反映したりするんですが、
現実的なことを言うと、「この身体に絞められたい」と思わせてくれる肉体の
SMを生業にする女性って、やっぱりあんまりいないんですよね。
これはとても理想論に近い話で、絞められ好きがエゴマゾなんて言われる所以でもあるのかな
と思うんですが仕方のないことです。そもそも苦痛や屈辱を通り越した快楽を想定していますから、その相手は我々にとって特に重要です。誰でもいい、なんてことはまるでありえないのです。その上、経験がありますがSMクラブ的なところへ出向いたとしても、こちらが満足できる技術や威力を持った人は、ほとんどいないのが現状ではないでしょうか。
もちろん、趣向としてはあまりにもニッチです。理解します。
ですが最初のきっかけは、やはり綺麗なお姉さんに絞められる、もしくは可愛い女の子に絞められる、というところに端を発しているわけで、
そこを妥協するくらいならば、頭の中でことを済ませる方が健全ではないかと思うわけです。

しかも格闘の経験がほとんどない人たちばかりなので、こちらとしてはマグロにならざるをえない。その上でひどければ苦しんだフリや落ちた真似なんかをしなければならない。相手が下手くそであれば怪我さえしなければならないこともあるわけで。

現状で言えば妥協に妥協を重ねた結果、「女性に絞められる」という一点のみに願望が絞られていて、顔の可愛さやその肉体の美しさ、技術、威力、センスのようなものまでひっくるめた総合的な満足というのは得られていないのではないかな、と思います。

ということはもちろん、これから改良の余地がたっくさんあるということなので
このジャンルの土壌の明るい未来を逆説的に導き出すことのできる問題点でもあるのかな。
なんていう風に思います。

個人的には了承の上で腕を折ってもらえるような店があってもいいなと思います。
実在しようがしまいが、ロマンとして。


ここではネットで拾った個人的「絞められたい身体」を紹介しようと思います。
注目はこの股間の左側に伸びる筋です。恥骨筋、薄筋と言われるこの筋は
私の小説の描写によく上がる「拷問前三角絞め」で相手の喉を潰す時に使われる部分です。
ちょうど脚の形が4の字に象られていて、その筋肉や筋の陰影もこの中で窒息したい、死ぬまで苦しめられたい、と思わせてくれるいい写真だと思います。

通常の三角絞めでも首を絞める部分に当たる箇所が筋肉を浮かび上がらせています。
頭を抱えられてきつくきつく絞められて、ちょうど影になっているあの股間に向かって意識が飲み込まれていく想像が実に容易です。
またパンツの質感、その陰影も素晴らしいですね。腕ひしぎなんかでも気持ちよく腕をへし折ってくれそうだと思います。

和室の退廃的な雰囲気も素晴らしいです。
彼女が持たれている壁の頭の上に窓があって、ここが一階か二階かはわかりませんが
外からは直接見えない、部屋の隠れた部分ですね。
ここで彼女に絞められて、すぐそこに外の世界があるのに声も出せず、助けも呼べず、
必死にもがきながらも静かに意識を失ってしまう。もしくは、絞め殺されてしまう。
目を覚ましても彼女の脚の中に首を捉えられていて、脱出の機会はなく、
外では人の歩く音や鳥のさえずりが聞こえる平和そのものの世界が広がっているのに、
壁一枚を隔てた自分のいるこの部屋は、誰にも知られることのない地獄。
彼女の肉体のみがその地獄を象って、僕を永遠に苦しめる。
彼女の肉体から発せられる甘くて蕩けるような匂いが憂鬱な湿疹に至るまでの長い長い窒息の道のりを示唆するトリガーになる。


そういうシチュエーションが見えます。


またそのうち。

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