過去作振り返り日記。
どうもみなさま、諭吉です。
最近は秋めいてきてすっかり寒いですねえ。
ちょい寒くなり始めた頃には思ってるよりも厚着しないと風邪引くタイプの諭吉です。
最近体冷えちゃって歯が痛いですもの。体温大事。
さて、昨日書いたTine Dancer2で239話目となりました諭吉のM格闘作品。
M格闘といっても様々で、僕は個人的には三角絞めが好きですが
それにばっかり偏っても仕方ないと考えて時にはスリーパー専科、首4の字専科、
関節技、柔道、打撃、時により顔面騎乗なんてのもぶち込んでみるわけです。
胸や脇による窒息攻撃ってのもたくさん書きましたねえ。
(技術がいらない攻撃と技術が必要な攻撃は同居できない
というリアリティをぶち壊すのが最近の目標です。)
そういった技のあれこれってのは各記事に付いているタグで識別できるようにしてあります。
文章っていうのは不思議なもので、書けば書くほど仔細に渡って描写できるようにはなるんですがじゃあそれが絶対的にいいのかっていうと、なんかそうでもない気がしていて、
もちろん最新作が一番いいとは常に思うんですが、その時期その時期で自分の中で流行している表現ってのがあるみたいで今半年くらい前の作品を読み返してみても新鮮な感動がたくさんあるものです。自画自賛。
さあそんなわけで、諭吉が選ぶ「こりゃあいいよね。」という作品をいくつかご紹介しようと思います。最近諭吉を知った人も、前から知ってるけどどれに手をつけていいかわからないというそこのあなたも、是非一つお手に取ってみてください。やみつきになりますよー。自画自賛。
1話完結もの。
最近1話完結ものって書くのが難しくなってきた気がします。
おそらくもっと書き込むことができるようになって、一万文字くらいでまとめ上げるのが困難になってきてる感じがしますね。物足りないと感じるというか。
諭吉のクオリティが上がってる証拠ですか!?ええ!!??(ごめんなさい。)
そんな中でもよく書けたなあと思う単発ものをいくつか。
1「僕が見る淫らな映像は。」
もうずいぶん古い作品ですが、2013年、まだNoteを始める遥か前にピクシブで書いていたものに加筆編集を加えたものです。
『 インターネットが普及してどのくらいの時間が経っただろう。
この無限に広がる仮想現実社会を取り締まる法も幾つかは出来たが殆ど意味をなさない、そういう状況にも随分慣れた。
良い意味でも、悪い意味でも。
或る日僕は特に目的があるわけでもなく、ネットサーフに興じていた。自分の趣味の検索、新しい服の購入、興味のあるアーティストを動画サイトで覗き見。などなど。
そして閲覧していた動画の関連動画の中に「real kill」というものを見つけた。
一時流行ったスナッフビデオの様なものか、と僕はヒマな事もあって興味本位でそのリンクをクリックした。
真っ暗な画面が女の顔に変わった。
スタジオでの撮影、というよりはどこか倉庫のような薄暗い背景の中に女の顔が浮かんでいた。
女は日本人のようだった。可愛い顔、見た事も無い顔だから芸能人ではないのだろうが
とてもとても、可愛い顔だった。
そして、その女がカメラ目線のまま喋り始めた。
「では、今からしめていきたいと思います」
何かのインストラクションビデオなのかと思うような、柔らかくも毅然とした声だった。
「この脚を、巻き付けます。その際に気をつけないといけない事は首の側面にある頸動脈を閉塞させるという事」
「また、脚力のみによる絞首で効果が充分でないと判断した際には両手で相手の後頭部を抱え、自分の内股の付け根に押し付けるように引き込む事。」
女は一気にそれだけ喋った。
その間、カメラは女の体を下り、白いビキニに包まれた女の下半身を映していた。
女は脚を少し開き、内股の筋を指差し、ここで絞める、と解説していた。
筋肉の乗った、艶かしい美しい太ももだったが、僕は話の内容を何一つ理解していなかった。
画面が切り替わると、やはりそこは倉庫らしく、薄明かりの中に後ろ手に縛られた男が横たわっていた。
そして先ほどの女がじりじりと近寄っていく。おもむろにうつ伏せに倒れている男の頭の上に腰を下ろすと
両手で男の髪を掴み、大きく開いた脚の中に男の頭を誘い込んだ。
「首を挟み込む時には膝や、膝に近い太ももではなく股に喉を密着させるように内股の一番太い部分で挟み込みましょう」
「そして睡眠薬などで眠らせて、あらかじめ余裕があれば何度も挟み直します。理想は脚を少し閉じただけで相手の呼吸がヒイヒイというものに変わるほど深く挟み込む事です」
「では一度絞め落として眠らせてみましょう」
女は男の後頭部に手を当てて股に挟んだまま脚を組みそして自分の両手を自分の後頭部にあて、腹筋をするような恰好を取るとそのまま後ろに倒れ込んだ。
男は顎を女の白いビキニに乗せたような形で首を太ももに挟まれていた。そして、男は目をひんむくと同時にグヒイ!グヒイ!という声を上げ始めた。
女は相変わらず脚で男の首を挟んだまま動かず、じっと男が体をくねらせて苦しんでいる様子を観察していた。
時間にして30秒ほどだったろうか、男の呼吸音がか細く響くだけの音声に女の声が交じった。
「では、絞めます。」
女は体勢をそのままに脚に力を込めたのか、太ももに筋肉がモリッと浮き上がったかと思うと、男の首が締め上げられて少し反り上げられた。
そしてしばらくムチムチと締め付けられて男の口からは白い泡のようなものがゴボゴボと吹き出されて、素人目に見ても男が意識を保った状態でないのは明白であった。』
実に初々しい文章ですが大枠での表現はあまり変わってないかな?
何はともあれこの時はこういう末期的な世界観の中で顔も知らない美しい女の子(できれば露出過多)に死ぬまで首を絞められることに最大のロマンティックを感じていました。
2「諭吉の実話〜体験談集〜」
これは僕が過去に自ら味わった絞められ極められ体験を文章に認めたもので、
自分で言うのもなんですけどこの話に関してはまだいくつかストックがあり
書き足していくことにしているので、一つ買っておくと時折文章が書き足されてお得ですよね。
3「諭吉の実話〜目撃談集〜」
これは僕の体験ではなく、目撃したものです。
こちらも書き足していくスタイルなのでお得だと言えるでしょう。
4「特に理由はない。」
都会では自殺する若者が増えている。
この話は自殺を試みる若者に起こった奇跡の物語です。
死のうと思って屋上のフェンスに手をかけた大山雄太に
「ねえ、死ぬの?」と声をかけた一人の若い女。
彼女は死神か、それとも天使か。
ずいぶん文学的ロマンチックを詰め込んだ首4の字作品です。
M格闘ってのとは少し違うかもしれないけど
胸がキュンとする、すごくお気に入りの作品です。
5「いつか王子様が。」
これは得意な柔道ものの代表的な話になるのかなと思います。
割と満足度も高く、諭吉の柔道ものを読むんであれば
これをまずはオススメしたいなと思います。
とりあえず単発ものを5つあげてみました。
なんかの参考になればと思います。
シリーズもの。
シリーズものになれば自分が納得いくまで書き込むことができるので
諭吉的には満足度の高い作品が多くあります。
最近描いた「団体戦」シリーズなんてもう、すっごいです。
「GAME」もよかったですね。
でも少し前に描いたものを紹介したいのでそれは今回は置いといて、
ちょい前に描いたもの、2つほどいい感じのものを紹介したいと思います。
「Circle of pain」2 3 4 5
これは最近描いた中でもど真ん中のM格闘もの。技術的な攻めがたくさん。
関節技や絞め技の描写を悶絶しながら描いた覚えがあります。
主人公の藤井という男は夜のランニング途中とある雑居ビルの窓から外を眺める
超絶美人に一目惚れしてしまいます。
彼女になんとか近づきたい一心で、彼女が覗いていたあの窓が「サクライ・ファイティングジム」という格闘技道場であることを突き止めた藤井を待っていたのは、
なぜか今をときめく国民的アイドルのメンバーたちだった。
彼女らは護身術を学ぶため、という名目でその道場に通っているらしい。
一方藤井は念願叶ってサクライファイティングジムの館長というその若く美しい女の子、
桜井玲子とお近づきになれるが彼女の強烈なスパルタ練習は藤井を破壊の直前まで追い込む。
それでも前向きに藤井は彼女との練習に励むが、何か不穏な気配も感じ始める。
どうするどうなる藤井の運命!
各種三角絞め、フロントチョーク、太もも絞め、脇固め、腕ひしぎ逆十字固め、
首折りなどの描写があり〼。
藤咲美玲は高校二年女子。
幼い頃からあらゆる格闘技を修めて来た才媛だが、あまり戦績は良くない。
それは彼女のあまりにも優しい性格が災いしていた。
いざ試合となり向かい合うと、相手の勝ちたい意思を尊重してしまい
チームに負けを呼び込むことはしばしば。
彼女も彼女のチームメイトも、そのことに頭を悩ませていた。
ある日彼女は変わった夢を見る。
それは弟が興じている格闘ゲームの内容に準じた夢であり、
自分はそのゲームの登場キャラクターだった。
そこで彼女は目の前に立ちはだかるゲームキャラクターを
凄まじいリアリティの中葬り去る。
その夢を見た日から、少しずつ彼女は変わっていった。
おとなしい彼女が残酷な格闘少女に変貌していくお話。
これはとある方からのリクエストで生まれた作品でして、
最初はなんか難しいなあなんて思ってたんですが、
描いているうちに気が乗ってきて思わず5話も描いてしまいました。
今も読み返してみてとてもいい作品だなと思いました。オススメします。
三角絞め、腕ひしぎ、首折り、十字絞め、柔道描写あり。
さあ、どうだったでしょう。
もっともっと紹介したいものがあります。
諭吉アーカイブはM格闘ファンの皆様の駆け込み寺的にいつもここにあるものとして置いておきたいなと最近思います。まだ若い頃、自分が望んだコンテンツがまだまだ手薄だったことを思い出して、皆様のM格闘ライフが少しでも実りのあるものになりますようにと願ってます。
またすぐに過去作振り返り日記を書こうと思います。
よければ何かの参考にしてくださいませー。
諭吉でした!!!
今日の絞められたい体は彼女です。
顔が小さすぎるのか、肩がしっかりして脚がしっかりしているように見えます。
身長は170センチ近くあるようでそのスタイルと顔面の完成度の高さはなかなかすごいでしょう。
今構想している作品は彼女がモデルです。
すごくいいスリーパーしますよね。きっと。三角絞めも。
じゃあまた。諭吉でした。