M格闘の素晴らしさ。
さて、このホームページを覗いてくださっている皆様はきっと掲題に賛同してくださることと思います。女の子に格闘で負けるというのは、間違いなくロマンです。
それがいかにリアリティに欠けるものであったとしても、この世にはそれがあるのです。
最近都内のSMクラブのホームページを眺めていることがあったのですが、
すごく細い女の子でも「絞め技が得意」なんていうキャッチが付いていたりします。
こんな細い女の子がそんなことできる?なんていう向きもあるでしょうが私は経験上、細くても絞め技がどんなものか理解さえしていれば大男を絞め落とすことができると知っています。
それは本当に素晴らしいことです。
しかし、そのほとんどの場合は「どうぞ絞めてください。」といって男が大の字に寝て女の子が技をかけるという状況下においてのみ効力を発揮する絞め技です。そこに至るまでの駆け引きや技術によって相手を屈服させる、というようなことはほぼないでしょう。
そこまでのことをSMクラブにいる女の子に求めるのは酷でしょうし、何より怪我の元です。
道場やジムではないし、もし道場やジムであっても女の子に本気でかかっていくような男はクルクルパーです。
そんな時のためのコンテンツなんだなと最近文章を書いていて思います。
ああいうところでは満足できない人、行くには勇気が出ない人が気軽にその瞬間擬似的に経験できるコンテンツとして。他にはない文章を他にはないクオリティで提供したいと思っています。
世の中のM格闘ファンの同志の皆様の駆け込み寺的なモノづくりをしていけたら諭吉としては万々歳なのです。
私のコンテンツの重要な描写の一つに「三角絞め」というのがあります。
SMクラブの女王様と直接やりとりができる掲示板などを眺めていても、「三角絞めができるかどうか」という質問が多く寄せられているのが見られます。首4の字固めよりも多い印象です。
私も三角絞め大好き。女の子にやられたことも割とありますが、絞められているときはあんなにも苦しく、ほとんど地獄を見せられるのに少し時間が経つとまたやられたくなる魅力があります。
趣味の中の話ではあれど、これほど人を惹きつけてやまない物には何かしらの本質があるのだと思います。個人的に三角絞めの魅力を感じる点は、何より、技術的であり実戦的であることです。相手の女の子に技術があって、意図を持って三角絞めを狙われてしまえば逃れることはできません。どれだけ嫌がっても、です。
よく比較されますが、首4の字固めと三角絞めの違いはその点でしょう。
実戦的であるかどうか。
今書いている「平均的な夏、異常な日。」というシリーズでもかなり仔細に渡って三角絞めの描写を書き込んでいます。これまでで一番マニアックに、そして男が死なない程度に残酷に追い詰めているかもしれません。三角絞め愛好の同志はぜひお目通しを。
また、皆様の趣向を聞かせてくださいね。
首4の字が好きな人、関節技が好きな人、スリーパーこそ至高という方。
押さえ込み技がツボという方、もっとプロレス的な描写が好きという方。
色々いらっしゃると思います。ぜひ参考にさせてください。
そういえば、「諭吉の体験談〜目撃編〜」を更新しましたよ。
あれは新しい話にできない程度の長さの文章をたくさん、これからも更新していきます。
一度買っておいていただけると何度もおいしい、という感じかもしれません。参考までに。
さて、本題。今回は『アブノーマルなもの』をいくつかご紹介します。
M格闘がそもそもアブノーマルな性癖なのにさらにアブノーマルなもの、というと
たとえば「M格闘を通り越して男が殺される逆リョナもの」があります。これは比較的書くのが好きなタイプのもので諭吉の中に何らかのフラストレーションが溜まった時などに描きたくなりますね。
『戦場の悪魔』シリーズなどがそのいい例でしょう。
個人的には『惨禍』というエピソードがとても悲惨で好きです。全3話です。
また戦場の悪魔シリーズはデフォルトで犠牲者の男は死ぬのですが中には親の目の前で子供が絞め殺されたりする描写があります。結構刺激が強いのでご注意ください。
そういうのをさす言葉なのかどうか分かりかねるのですが、「ショタリョナ」というジャンルにもいくつか挑戦してあります。
『新説・トイレの花子さん。』や『蛇女捕獲大作戦。』など、少年探検団的なやつが花子さんや蛇女に絞め殺されるという話もなかなかに人気が高いです。個人的な趣向の問題でリアリティを欠くと話に入れないのではないかという危惧があるのですが、子供を犠牲者にする場合、妖怪や怪異というものと非常に親和性が高くなってファンタジー要素が強くなるのです。
その代わり、蛇女やトイレの花子さんが三角絞めや十字固めのような術理を使いこなすとは思えないのであまり格闘の要素は色濃く出なくなります。不思議がない程度にバランスを取るのも楽しいもんです。
そのジレンマを打破したのが『夢が叶う街。』
ここでは女の子に首を絞められるのは気持ちいいに決まってると夢を語る小学生が
戦場の悪魔シリーズや、あの子の秘密の扉シリーズでもおなじみの「桜井玲子」に捕まってめちゃくちゃにされてしまうといういいお話であります。
最後に紹介するのは冗談みたいなタイトルですが
『絶対にギブしてはいけない格闘技道場24時。』
この道場でスパーリングが始まったら、何があってもタップをしてはいけない。
ギブアップしたら集団で身体中を絞められるリンチを受けなければならない。
ここでは人死には出ませんが実に過酷で、えげつない状況が描かれています。
本編のプロローグとして『ギブしてはいけない格闘技道場24時。』というのが100円シリーズにあります。合わせてお楽しみください。導入部分をコピペしておきます。
「ギブしてはいけない格闘技道場24時。」
僕の憂鬱さを言葉で表現するのは不可能だ。
去年に引き続き、この時期がやってきた。
決してギブアップしてはいけない。
僕たちにはただそれだけが課せられていた。
決してギブアップをしてはいけないマラソンスパーリング合宿。
24時間は大げさにしても10時間は続けられる。
僕たち五人の高等部の総合格闘技部の面々は
皆それぞれ沈痛な面持ちで、付属する大学の総合格闘技部に
練習合宿へ向かう最中だ。普段、監督の不在をいいことに遊び呆けている僕たちにとってこの合宿はかなり地獄だ。
唯一いた優しい大学部男子の先輩もやめてしまって
大学部総合格闘技部は女子の巣窟となっている。
格闘技やらない人は知らないだろうけど
いざとなれば男子より女子の方が遥かに陰険で怖い。
僕たちは去年、それを嫌という程見せつけられた。
大学部格闘技道場棟というのは山の上にある。
なぜ山の上にあるかというと、逃亡者を見つけやすくするため、
そして道場内で行われる陰惨な「罰ゲーム」の被害者のあの大絶叫を一眼から遠ざけるためだと聞いた。
確かに、あんなのを街中でやったらすぐ警察が来る。
広い道場に響き渡るあの絶叫、悲鳴、嗚咽、それらは阿鼻叫喚というに相応しい地獄の様相をくっきり明確に浮かび上がらせる。
あれは本当の地獄だ。
去年の今日、一年生だった僕はスパーリングのはじめに少し先生と話をしていて参加が遅れた。でも目の前で僕の一つ年上の先輩、竹上さん(当時高校2年生)が大学生の女子の先輩と組んでいた。
気軽に参加していた僕は大学部の格闘技部が女の人ばかりだということに少し浮き足立っていた。みんな美人ぞろいで、いい匂いがした。
白や黒、赤や青など様々な色のショートスパッツ、そしてスポブラに身を包んだ綺麗な女の人たちがいて、まるで格闘技ではなく陸上競技とか、そういう種目の選手のように華やかで垢抜けた空間だった。
僕の先輩である竹上さんはあまり強い方ではなかったけど、それでもある程度は頑張っていた。羨ましいなあと僕は思っていたけれど、それはそれが覆るまでほんの一瞬のことだった。
女の人に上になって右手を胸の方へ伸ばした瞬間、黒いショートスパッツと同じく黒いスポブラを身につけた白い肌の女の先輩の体がすごいスピードで跳躍してあっという間に竹上さんの頭を尻の中に飲み込んだ。
ように見えた。
要するに伸ばした右手を対角線に取るように、体を90度旋回させて、
彼女は竹上さんの死角から頭を股の中に挟み込んだ。
そしてほとんど体を浮かばせながら、脚力で竹上さんの首と右腕を絡めつけて締め込んだ。横三角絞め。下から正面に挟み込むのではなく、下にいながら相手の肩に尻を飛び乗せるように旋回しそのまま体重を預けながら締め上げる。女の人は真っ白な太ももで、もう竹上さんの首を噛みちぎるかのようにかなり強烈に締め上げた。それは傍目で見ていても禍々しいものだった。
夏の真ん中で蝉の声が聞こえていたその瞬間を、竹上さんの「・・・アッ・・・ギャッ・・・・」という悲痛な声が劈いた。
道場の中を支配する女の先輩たちのいい匂いが、突然敵意に変貌した。
竹上さんは一瞬も耐えることができず、女の人の太ももを必死にタップした。
瞬間、ドンドン、、と重く道場の隅の太鼓が響いた。
「はいアウトー」
道場の向こう側には十人程度の女子の先輩たちがたむろしていたが
その音を聞くや否や、竹上さんの元へ殺到。
三角絞めを極めて竹上さんからタップをとった女の人は先輩を仰向けに転がして、一瞬で太ももで直接首だけを挟み込むシザーズに形を変えて、腰をひねり、首を極めてしまって、あとは寄ってきた女子の先輩たちがそれぞれに右腕を取り、左腕を取り、右足をとり、左足をとり、腕は十字固め、足は膝十字固めにして、全員で「せーの」と声を掛け合うと一気に四肢と首が五人の女子の下半身によって極められた。
竹上さんは声も出さず、タップもできず、首を挟み込む太ももの間で顔を紫色に染めてあっという間に白目を剥いて、絞め落とされた。
両腕も両足も、白や赤など色とりどりのショートスパッツに包まれた四人の女の人のそれぞれの股の中で折れる直前、というくらい凄まじい角度にしなっている。
完全に落ちてしまった竹上さんは、腕、足の順に解放されていく。
四肢に絡みついていた女の人たちがそれぞれに体から離れると
竹上さんは体を跳ね飛ばすような痙攣をしていた。それでも首を千切れるくらい挟みつけている太ももは力を込め続けている。
先輩の痙攣がやんだ頃、その太ももは大きく開かれた。
女の人の体の中心で、白目を剥き、泡を吹いている先輩の顔は
苦悶に絶望を混ぜたような、そんな壮絶な顔だった。
僕が言葉をなくして、その情景を立ち尽くして見ていると
またドンドン、、と重い太鼓の音が響く、また、ドンドン、、と響く。
道場の中で同時多発的に僕の高等部の仲間たちが女の先輩たちの技でタップさせられて、ペナルティとして四肢を極められながら五人がかりで深落ちさせられるという信じがたい罰ゲームの餌食となっていた。
僕は自分の指先が冷たくなっていくのを感じた。
深く絞め落とされた仲間たちは休憩する時間もろくに与えられず
強制的に蘇生させられて、またすぐ別の技にかけられていく。
絞め技ならまだしも、関節技はタップしないとすぐに怪我になる。
それでもまるで容赦無く、タップした者には四肢を極めながら特別に苦しい絞め方での深く、重い失神が与えられた。
最初は声も出せずに何をされるのかもわからないまま、その四肢極め絞め落としにかけられて声も挙げられず落とされていった仲間たちも2度3度と繰り返されていくうちに異常事態だと認識するようになる。
そこからが地獄だ。
極められてタップせざるを得なくなり、参ったの意思表示をする、そして太鼓が鳴らされ、女の先輩たちが寄って四肢を極めに来る。
そして大絶叫。
許してください、
やめてください、
もういやだ、
助けてください、
その悲痛としか言いようのない叫び声は蝉の喧しい鳴き声を遥かに凌駕した。
あっという間に道場の中は僕の仲間の泣き叫ぶ声が充満する小さな地獄に変った。
そして呆然と絶望的未来を眺めている僕の手首をとって
ほら、スパーリングしよう、と声をかけてきたのは白いスポブラとショートスパッツに包まれた透き通るような肌が眩しいさくら、という名前の大学生だった。
僕はもう覚悟を決めるしかなく、小さい声でお願いします、というしかなかった。
さくら先輩は、僕の手首をそのまま引いて自分が下になると
いきなり腕を狙ってきた。十字固め。
僕はさくら先輩の太ももの中で腕を縮こめて、伸ばされないように必死で防御をした。
さくら先輩の綺麗な脚のふくらはぎがかなりきつく僕の顔を押さえつけにきたが僕は膝立ちのまま、体制を崩さず、しっかり防御に回った。
極められさえしなければいいのだ。
もしかしたら、なんとかなるかもしれない。
僕の希望的観測は直後に潰えた。
さくら先輩の狙いは腕ではなく、首だったのだ。
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そんなわけで、また。諭吉でした。